先日の台風の被害により、停電、ネット環境、交通機関、学校など様々な被害が長引いております、千葉県旭市です。
徐々に回復してきました。中学校は今日から再開、小学校はまだ停電が続き再開のめどが立っておりません。高校も、交通機関などの問題で今日も臨時休業です。旭市一帯は、ハウス農家も露地農家も多い地域なので、その被害は甚大です。見る限り、被害のなかった農家はないでしょうという状況です。その被害の度合いも、かなり大きなものです。これを機会にやめてしまうハウス農家も出てくるのではないでしょうか?台風が過ぎ去った直後から、代表の携帯には、被害状況を心配する仲間や、お取引業者様、ハウス建築業者の方々からお気遣いの連絡を頂きホントにありがたく思います。
このハウスは、まだ、作物の定植前でしたので、中身の被害がないのが不幸中の幸いでした。
しかしながら、このハウスは、老朽化も進み、この機会に取り壊すかの検討に入りました。
また、停電が長引いていることも、ハウス農家にとっては、とてもダメージが大きいです。
小島農園でも、ハウスの被害がありましたが、だんだん状況が見えてくる中、
とても軽度なほうです。とはいえ、直物を扱っているので、日々の通常業務をこなしつつ、全力で復旧作業を行っています。
育苗のチンゲン菜の苗です。
育苗のハウスは、明け方までもってくれました。
明け方、育苗の角のビニールがめくられたのを発見し、まだ風は強かったですが、
出られない状況ではなかったので、ビショビショになりながら、
応急処置をしましたので、苗はもみ殻を被る程度で、無事でした。
私なんかは、気を抜くと簡単に飛ばされてしまいます。
露地のねぎは、みんな倒れてしまいました。
スタッフみんなで、一日中このネギを起こして回りました。
やはりここは、人の手に頼るしかできません。
それでも、ねぎは、生きているので強いです。
ブロッコリーやキャベツ、大根などは全滅などの話を聞きます。
ハウス農家でも、今、定植したばかりのハウスがやられてしまった方も多く、
その被害を思うと、復興を祈るばかりです。
不便な生活の中、声を掛け合いそれなりに生活し、
被害にあわれた農家も、すぐに前を向いて動きだす感じに
自然災害とともに生きてきた日本人の強さを思います。